私が住んでいる地域が都市部ではなく郊外で比較的治安がいいというのもあるかもしれませんが、私のアメリカ人の友人達は、友人に子供のお迎えをお願いしたり、旅行中犬を預かってもらったり、友人間でお願い事を気軽にできる雰囲気があります。持ちつ持たれつといった感じで個人的にはとても良い文化だと感じています:)。
日本人同士の場合は、“親しき中にも礼儀あり”という諺のとおり、お願いする側もされる側もお互いにとても気を使います。預かってもらう側が、お礼や事前の準備をするだけでなく、預かる側も同様にお願いされたことはきっちり問題が起こることがないようにやってくれます。日本人は本当に責任感が強いと思います。
友人の犬を預かるとなった場合も、万が一のことがあってはいけないと細心の注意をはらってお世話をしてくれると思います。よく知っている日本人の友人に犬を預ける場合は、自分の犬が友人の家で何か粗相をしたらどうしようという心配はさておき、たいていは安心して任せられますよね。
アメリカでは気軽にお願いできる分、お願いされた方も気軽に引き受けます。なので、飼い主からしたらハラハラするようなことも起こるかもしれません。
これまでの経験から、アメリカ人の友人に犬を預かってもらうときに気を付けなくてはならないことを書き出してみました。
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アメリカ人の友人に犬を預かってもらうときに気を付けること
①ご飯のあげ方や、注意してほしいことは文書化して伝える
アメリカ人は気軽にいろんなことを引き受けてくれる分、日本人のような責任感は期待できない場合もあります。
例えば、自分の犬を普段リーシュなしで自由に近所を散歩させているので、預かった犬も同様にリーシュなしで外に出してしまって、そのまま犬がいなくなってしまったというのを実際に聞いたことがあります。
アメリカの犬は、大抵日本の犬よりもトレーニングされていて、とても ”independent” です。飼い主がおおらかなこともあるかもしれませんが、大型犬が多いので、犬のしつけは飼い主の責任という意識がとても強いのだと思います。日本人が過保護すぎるのもあるかもしれません。だから、犬に対しても大抵のことは問題ないと判断してしまうのでしょうか。
今回の同僚の家では先に述べたような問題は何も起こりませんでしたが、以前預かってもらった友人のお母さんのお家では、リーシュなしでのお散歩など、たまにハラハラする出来事が起こりました(笑)。その友人のお母さんは普段からぽんずと遊んでくれて、その友人のお母さんの犬を私が預かったこともあったので私もよく知っていました。そのときは友人が一緒に快諾してくれたので、旅行中にぽんずのお世話をお願いしました。もちろん、ハラハラするような出来事も全く悪気はありません。お願いしている側が怒れることでもありません。旅行中は忘れるよう心がけていました。笑
こういったハラハラの予防策は、まずは預ける前に、お家に実際お邪魔させてもらい、犬同士の相性や環境、普段の習慣などを確認することが大切です。
そして、”マニュアルを作る”ことです。私たちの場合は、友人に犬を預ける前に Ponzupedia なる、ご飯の内容や、やっていいこと悪いこと、普段のルーティンなどを記載したマニュアルを作り、毎回更新しています。日本人からしたら当たり前と思ってしまうこともきちんと明記することが大切です。特にリーシュなしでの散歩OKかはきっちり明記し、口頭で念押しした方がいいです 。
そもそも、心配性すぎる人は、ペットホテルを利用した方がいいですね。
②お礼はお土産で。お金は包まない。
日本人にもお礼にお金を渡したら善意で断られるケースもあるかと思います。アメリカの場合はさらにお礼にお金を渡す文化がないので、お金を渡すと相手が困惑してしまいます。日本人の現金文化は、アメリカ人の目には不思議に映るようです。なので、お礼は旅行先のお土産という形で渡すのが良いです。
もし可能であれば、今度は相手が旅行中にドッグシッターを引き受けてあげるのが一番です。それによってお互いの犬同士、家族同士の絆も強まりますしね。
ドッグ フレンドリーカフェにて
旅行はなるべく愛犬も同伴で行けるところにしていますが、海外旅行などは犬が一緒に行けるとは限りません。そんな時でも安心して愛犬を預けらえれる友人や場所があると、旅行もさらに楽しめると思います。