アメリカでは、Thanksgiving の連休ごろから一気に年末の雰囲気になります。
中には Thanksgiving の連休からほとんど会社に来ない人もいますが、それはほんの一部で、アメリカ人は意外と勤勉なので、年末までしっかり仕事をしている人が大半です。 勘違いされがちですが、アメリカ人はよく働きます。日本人よりはメリハリをつけて有給を消費していますが、ヨーロッパ人のように1か月間の夏休みとクリスマスバケーションを取るような人はめったにいません。
アメリカには多様な人種や様々な国からの移民が住んでいるので、ホリデーシーズンの過ごし方は各家庭によって異なりますが、一般的なアメリカの家庭は、親族で集まってご飯を食べたり、親族の子供たちみんなにクリスマスプレゼントを用意したりして過ごします。親族が一堂に集まるアメリカのクリスマスはどちらかというと日本のお正月に近いと思います。そのため、ただ浮足立っているだけではなく、アメリカ人の同僚たちは準備に意外と忙しそうに見えます。
アメリカでは、ホリデーシーズンの12月はどのようなことをしているのか、簡単にご紹介したいと思います。
【スポンサーリンク】
クリスマスツリーを飾る
一般的には Thanksgiving の連休の最終日くらいからクリスマスツリーを飾り始めます。12月に入ると、町のいろいろなところで本物の木のクリスマスツリーが売られています。車の上にツリーを括り付けて運んでいるかわいい光景も見かけるようになります。
我が家ののツリーは7フィートのフェイクのツリーです。
最近のはよくできていて、少し離れてみれば本物か偽物かわからないくらいです。ライトもすでに備え付けられているので、ツリーに巻き付ける必要もなく便利です。
お洋服屋さんやグロッサリーストアなど、いろいろなところでかわいいオーナメントも売っているので、毎年ちょっとずつ買い足してしまいます。
ホリデーカードを書いて送る
アメリカでは、12月に”ホリデーカード”を送ります。日本の年賀状のようなもので、家族や友人、お世話になった人に送ります。いわゆる”クリスマスカード”ですが、他宗教に考慮し、近年ではホリデーカードと呼ばれるのが一般的です。IT 企業にいるとユダヤ系の方が周囲に結構いらっしゃいます。ユダヤ系の方は、クリスマスは祝わず、ハヌカというユダヤ教のお祝いをします。この時期、お店にはクリスマス関連商品と並んでハヌカ関連の商品がたくさん並びます。
カードは、クリスマス前に届くように送るので、大体12月の第2週までにはポストに投函する必要があります。
この時期は、遠方の家族にクリスマスのギフトを郵送する人も多いので、郵便局がとっても混みます。
ショッピングリスト作り&プレゼントを贈る
誰にプレゼントを贈るかのリストをまず作り、買い物をします。
両親や兄弟、親戚の子供、友人などたくさんのプレゼントを購入する必要があるので、この時期はショッピングモールは込み合いますし、買い物をするのも一苦労です。そのため、最近は家でじっくりオンラインで吟味してプレゼントを購入する人が多いようです。その点では、日本の現金を直接渡すお年玉のほうが買い物の手間がなくて負担は少ないかもしれません。
今日も同僚が、ミーティングの後に、姉の子供が5人もいてプレゼントが大変だと愚痴を言っていました。笑
会社の同僚にクリスマスギフトを配る
必ず、というわけではないですが、週末に子供と焼いたクッキーなどをかわいくラッピングして同僚に配る人が結構います。この時期はミーティングに行くと必ずと言っていいほどだれかしらが焼いたクッキーがあるのでちょっと楽しみです。
アメリカの年末は、日本よりも数週間から1か月早くお正月が来る感じに近いと思います。 そのためか、アメリカは新しい年が明けると、ほとんどその余韻に浸ることはなく1月2日から仕事が始まります。2017年は1日が日曜日のため2日は振り替え休日でお休みになり、仕事始めは3日です。
私は、今年の年末は2週間日本(と友人のいる台湾)で過ごすことになったのですが、元旦の夕方には飛行機に乗ってアメリカに戻ることになりました。三が日を日本で過ごせないのは残念ですが、2週間楽しみたいと思います。