まだ夫婦揃ってアメリカに住んでいた3年前、 Thanksgiving の連休を利用して、オーロラを見にアラスカへ旅行しました。
その当時、太陽の黒点活動が活発で、オーロラが見れる可能性が高いという情報を耳にし、念願のオーロラを求めてアラスカ旅行を決行しました。
冬のアラスカは、温泉や犬ぞり、氷のバーなど、オーロラ以外にも魅力的な場所やイベントが盛りだくさんでした。オーロラをただ待つだけにはとどまらず、かなり充実した旅になりました。
*写真はイメージです。
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オーロラはどこで見れるの?
オーロラが見える場所としては、アラスカのほかに、カナダや北欧のフィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランドなどが有名です。
オーロラは北極圏で観られるものと思いがちですが、実はオーロラがもっともよく観測されるのは、北緯65度から70度に位置するドーナッツ状の範囲で、その地域は“オーロラベルト (Aurora Belt)”と呼ばれています。
アラスカの場合、このオーロラベルトに位置しているフェアバンクス (Fairbanks)がオーロラ観測で有名です。今回私たちはこのフェアバンクスに滞在しました。
アラスカ州都のアンカレッジ(Anchorage)でも見れることもあるようですが、確率はフェアバンクスよりも低いようです。また、アンカレッジはアラスカ州最大の都市なので、夜でもそれなりに灯りがあり、それもオーロラを観測しにくい理由の一つと言われています。
ちなみに、北米でオーロラが見れる場所としては、カナダのイエローナイフやホワイトホースがあります。
アラスカ概要
アラスカは、北アメリカ大陸の最北端にある州で、アメリカ本土とはカナダを挟んでいる飛び地となっています。元々はロシア領だったものをアメリカに売却したという歴史があるアメリカの中でも特異な背景のある州です。アメリカの州の中では最大の面積を誇っており、雄大な自然が広がっている州で、夏になるとアメリカ本土から住み込みのバイトで鮭を獲りに行くという話を数人のアメリカ人から聞いたことがあります。水産も有名なのですが、一番の産業はエネルギー(天然資源)です。またアラスカといえば、先住民であるエスキモーでもよく知られています。
フェアバンクス概要
フェアバンクスはアラスカ第2の都市で、人口は約3万人です。アラスカの中央部に位置しており、アンカレジから北に570㎞のところにあります。車だと約6時間かかります。
フェアバンクスでオーロラが観測されやすい理由には、オーロラベルトに位置している以外にも、フェアバンクスが世界一晴天率の高い街であることもあるそうです。
アラスカへの行き方
日本から行く場合は、現在直行便はなく、シアトル経由でアンカレッジもしくはフェアバンクスに行くのが一般的なようです。シアトル経由便の場合、成田 - シアトル間は10時間弱、シアトル - アンカレッジ/フェアバンクス間は4時間弱かかるので、トランジットの時間などを考慮するとほぼ丸一日移動時間に必要になります。
ただし、不定期で日本 (成田)からアンカレッジ行きのチャーター便が出ることもあるそうです。その場合は行きは約6時間半、帰りは約7時間で着いてしまうそう。 実はハワイなどの島を除くと日本から一番近いアメリカでもあるんです。
次の記事から、私たちの旅行記の詳細をご紹介します。