通勤といえば、日本の都市圏では電車通勤やバス通勤など公共の交通機関を利用するのが一般的ですが、アメリカの場合、ニューヨークなどの一部の大都市を除いては、車通勤が一般的です。
これは、公共交通機関が都市の規模に比べて十分に発達していないことが一番の理由なのですが、最近私の住む地域では、車ではなくバスなどの公共交通機関の利用や、近所に住んでいる同僚などと Car Pool 通勤を市や会社が支援していたりします。
そんな中、最近、利用者が増えてきている新しい通勤方法が ”UberPool 通勤” です。
UberPool とは
UberPool というのは、Uber 版乗り合いタクシーで、目的地に向かう途中で、同じ方向に向かう人が乗り込んできます。乗り合いタクシーなので、通常の Uber (UberX)よりも安く利用できます。
私は、通勤には使ったことはないのですが、車を所有していなかったり免許を持っていない同僚などで使っている人がいます。
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通勤の時間帯に UberPool を使ってみた
たまたま通勤ラッシュの時間帯に、ダウンタウンにある病院に行く用事があったため、自分の車ではなく UberPool を使用してみました。
自分の車ではなく、Uber Pool を利用した理由は、渋滞を避けて UberPool のほうが早く目的地に着けるためです。
アメリカでは、地域によりますが、2人以上乗車している車向けに Freeway で専用のファスト レーン(Car Pool レーン)があります。通勤時間帯は、特にこの Car Pool レーンが活躍します。
また、ダウンタウンに自分の車で行くと駐車を見つけるのも一苦労だったりします。専用駐車場がある病院やオフィスもありますが、専用駐車場があっても満車で止められず、駐車場を探して遅刻…なんて経験も実際あります。そのため、今回早朝のアポイントメントだったので、朝に弱い私は UberPool を利用してみることにしました。
利用方法は普通の Uber と同じで、目的地と現在地を設定すると、UberPool か UberX かを選択できます。
UberPool なので、すでに乗ってる同乗者が自分の目的地と同じ方向の車が迎えに来てくれることになります。普通の Uber 同様、待ち時間とドライバー情報や車種が表示されます。
今回の同乗者の方はダウンタウンにある某大手 IT 企業に勤めている方でした。
Uber のドライバーさんに、”君もその IT 企業に勤めているのかな” と聞かれたので、”違う”と答えたら、"Oh, unusal customer!" と笑われました。いつもこの辺りでお客さんを乗せるドライバーさん曰く、朝の時間の UberPool の利用者の9割がその IT 企業の従業員の方だそうです。
ちなみに私はその競合企業に勤めております。笑。私の会社でも UberPool を通勤に使っている人の話をちらほら聞くので、IT 企業を中心に UberPool の活用が進んでいるのでしょうか。
ちなみに今回は約15分程度の乗車で、$6.33 でした。料金は、時間帯によって、1.5 倍になったりと変動します。需要に合わせた合理的なシステムです。ちなみに、自分の車で一人でラッシュ時に同じ場所に行こうとすると40分、運が悪い場合は60分かかる時もあります。
私の場合は、リモートオフィスのため、通勤ラッシュの時間をさけて出社できるので、普段はあまり交通渋滞に巻き込まれることがなくありがたいです。これもリモートオフィスの一つの大きなメリットだと思います。
慢性的な渋滞は、通勤以外でも到着時間が読めず、とてもストレスになります。自分の車で通勤する人を減らして、渋滞の緩和に貢献できているとしたら、Uber は地域社会に貢献している企業といえるのかもしれないですね。