前編 (アメリカで犬を飼うー番外編 (前編) - Lapdog Lab) からの続きで、アメリカで犬を飼うー番外編の後編です。涙の別れと感動の初対面です。
「この子だけは売れないの」ーブリーダーさん涙の留守電編
家に帰ってからもう一度じっくり夫婦で相談したところ、出会った縁もあるし、あの子を飼おうということになりました。翌日ブリーダーさんに電話をしたのですが、いくらかけても留守番電話でつながりません。上司や旦那から「売りたくないから居留守を使っているんだったりして―。笑」と冗談を言われていたのですが、まさかそれが冗談ではなくて本当のことだとは思いもよりませんでした。
さらにその翌日、今度はブリーダーさんから旦那の携帯に「涙の留守番電話」が入っていました。
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その内容は以下のような内容でした:
自分は今までたくさんの子犬を育ててきて人に譲ってきたんだけれども、あの子犬は特別で、どうしても人に譲りたくない。すでに自分の中であの子とは強い結びつきがある。
あの場で決断してくれたら売れたけど、日にちを置いて考える時間を与えられてしまったことで、売りたくないという気持ちが強くなってしまった。
と涙ながらに語るメッセージが留守電に残っていたのです。
そんな大切な子なら初めから言ってくだされば!涙涙涙
そんな状況で無理を言ってでも売ってもらうつもりは全くありません。あの時私が「この子がぽんずだ」と思えなかったのも、もしかしたらすでにブリーダーさんとその子犬の間にある強い結びつきを感じて、「よそのおうちの可愛いワンちゃん」と心のどこかで感じていたのもあったのかもしれません。
「どうしても男の子がいい?」ー新しい子犬の紹介編
留守電に折り返して、「そういうことなら理解しました。話してくれてありがとうございます。またかわいい子犬ちゃんが産まれたら教えてください」と伝えると、あの子犬がどれだけ大切かという話を再び涙ながらに語られた後(笑)、少し間をおいて、「どうしても男の子がいいの?」と聞かれました。どうやら、最近生まれたばかりのトイプードルの赤ちゃんに、茶色の女の子がいるそうなのです。
茶色の毛色の子犬は産まれた直後は、色が濃く黒と見間違えられることが多いのですが、成長していくにつれ、黒ではなく茶色だということが分かったそうです。
男の子がいいと決めていたので、少し迷ったのですが、とりあえず会いに行くことに。毎週末ブリーダー通いです。
毎週末来ているな、このフェリー乗り場…。
「そうです私がぽんずです。」ーぽんずとの出会い編
再びブリーダーさんのもとを訪れると、前回はなかった母犬と生後間もない子犬たちのケージがありました。手のひらサイズの子犬たちがわらわらしています。夢中になっており、写真をあまりとらなかったことを後悔。
「この茶色の子よ」と、ブリーダーさんが、その中の一匹の子犬を指さしました。まだ犬よりも毛玉に近い生き物がコロコロしていました。その子に、「ぽんず?」と呼びかけてみたところ、なんと「くー」と鳴いたのです。偶然かもしれないのですが、その時点でこの子がぽんずに違いないと、今回は即決で飼うことを決めました。その時は生まれてからまだ4週目くらいだったので、あと1か月くらい待ってから引き取ることになりました。引き渡しの詳細は、こちら「アメリカで犬を飼う - 子犬の受け取り編 - Lapdog Lab」の記事をご覧ください。
今では、ぽんずは立派な我が家の一員(我が家の中心?)になりました。