私たちは、ぽんずを買ったブリーダーさんを、上司から「"クオリティコンシャスなゲイの友達" がプードルの子犬を買ったから間違いない」と紹介を受けて知りました。(「アメリカで犬を飼う - ブリーダー探し編 - Lapdog Lab」記事参照。)
クオリティコンシャスなゲイの方が見込んだだけあって、本当に素晴らしいブリーダーさんで、理想の子犬と巡り合うことができました。そのブリーダーさんがなかなか印象的な方だったので、今回「番外編」としてブログ記事にしたいと思います。
ぽんずと初対面の時の写真。
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「大切なのは行動力」ー上司からの紹介編
以前から、上司に世間話の中でトイプードルが飼いたいという話はしていました。ただ、次の旅行やら遊びの予定やらを理由に、本腰を入れてブリーダー探しはしていませんでした。
そんな折、上司のオフィスで世間話をしていた時、上司が「そういえばこの間、クオリティコンシャスなゲイの友達がトイプードルを買ったんだけどブリーダーさんを聞いてあげる」とその場でその友達にテキストをしました。そして、ブリーダーの連絡先を入手してくれたので、私もその場でブリーダーさんに電話をすることに。あれよあれよという間に週末に子犬を見に行くアポイントメントを取りました。新しいことを始める時にあれこれ考えてしまう方なので、この行動力や決断力はいつも見習わなくてはいけないと感じております。
「いるにはいるけど…」ーブリーダーさんとの電話編
正直、第一印象は「気難しそうな方」という感じで、決していいものではありませんでした。後に直接お会いして、子犬を実際に彼女から買ってわかったのですが、彼女の気難しそうな雰囲気は ”職人気質”的なものの表れなのだとわかりました。
電話を掛けたところ、外国人ということもあってか、声色にはあまり歓迎の雰囲気はありませんでした。
「茶色のトイプードルの”男の子”を探している」と伝えると、数秒黙ってから「…いるにはいるんだけど…。」との回答。
ちなみに、ぽんずは”女の子”です。当初私は、オスのトイプードルを探していました。理由は、実家のトイプードルが男の子で、男の子のほうが素直で少しおバカっぽくてかわいい印象があったからです。あくまで個人的な印象ですが、女の子は、性格によっては、気難しかったり、おとなしすぎたりするイメージがありました。なんとなーく人間の幼稚園児くらいに抱く印象と同じです。結果的には、おてんばで少し抜けてるところもあって、でも賢い、まさに私が探していた理想の子犬のイメージに合うぽんずが見つかったんですけどね。
さて、「…いるにはいるんだけど…。」の返事の理由は、直接的には行ってくれなかったのですが、どうやらその子犬にかなりの思い入れがあるということのようでした。売りたくないってことかな、と思ったのですが、「とりあえず、週末見に来る?」と聞かれたので、「Yes」と答えてとりあえず会うだけあってみることに。
「お酒もたばこもやらない、やるのはプードルだけ」ーブリーダーさんとの初対面編
途中フェリーにも乗船し、家から約1時間半かけて週末ブリーダーさんのもとに行きました。
余談ですが、日本より大雑把な印象のアメリカなのに、フェリー乗船時のオペレーションは異様なまでにてきぱきしています。アメリカの私の数でいる地域では、フェリーに乗って旅行する機会が多いのですが、何回乗ってもフェリーは楽しいです:-D。
ブリーダーさんは、電話の声通りちょっと気難しそうなおばあちゃんでした。
自己紹介とお話を伺ったところ、ブリーダーさんは結婚してこの土地に来て以来、ずっとプードルを育てコンテストに出すことが生きがいでブリーダーをやってきてこの道50年のベテランとのことでした。「お酒もたばこもやらない、やるのはプードルだけ」そう言っていたのが印象的でした。
壁には数々のコンテスト優勝時のメダルや賞状、写真が飾られていたのですが、施設自体は質素です。チャンピョン犬たちから生まれた優秀な子犬たちも良心的な価格で譲っていました。
そして、ついに例の茶色のプードルの子犬ちゃんと初対面です。その子はすでに生後4か月で、日本のペットショップで販売されている子犬よりは少しお兄さんでした。とても人懐っこく、聞き分けもよく、賢い子という印象でした。ですが、なぜか「この子がぽんずだ」という気持ちにはならなかったんです。なので、一度家に帰ってゆっくり考えてから後日電話するという約束をして、その日は帰りました。
ちなみに、茶色の子犬を探していた通り「ぽんず」という名前だけすでに決まっていました。理由は実家のトイプードルが、アプリコット色で「あんず」という名前なので、いつか茶色の「ぽんず」を飼うのだと心に決めていたからです。
後編に続きます。