Lapdog Lab

愛犬を中心に遠距離生活(日米)を送るマイペース夫婦が、リモートワークやペットライフなどについてのんびり書きます。

お家に近未来なアシスタントがやってきた。人工知能スピーカ― Amazon Echo Dot。

昨今、人工知能(AI)という言葉をよく耳にするようになりました。私達の身近な例で言うと、アップルの Siri やグーグルの Google Assistant などの音声アシスタント サービスです。

 

実はオンラインストアーで有名なアマゾンもこの分野にすでに参入しており、Alexa(アレクサ)という名前の音声アシスタント サービスを提供しています。そして、その Alexa を搭載した人工知能スピーカー Amazon Echo がとっても優秀なんです。

 

家庭向けの人工知能のアシスタントなんて、そろそろ本当にドラえもんも登場しそうですね。 

 

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Amazon Alexa とは

アマゾンが提供する音声アシスタント サービスで、アメリカでは2014年の年末から開始しています。20171月現在、まだ日本 (日本語)ではサービスが提供されていません。

 

アップルの Siri やグーグルの Google Assistant はスマホの音声アシスタント サービスとして提供されていますが、Alexa は「Amazon Echo」というスピーカー製品として提供されます。つまり、Alexa を家やオフィスなどの生活空間に設置できるものです。Amazon Echo 自体はまだ日本では未発売ですが、近いうちに日本にも上陸すると思います。

 

 

Amazon Echo/Alexa ができること

Alexa ができること、お手伝いしてくれることにはいろいろあります。それこそ既存のアプリや製品と組み合わせることで無限大の可能性があります。代表的な例としては以下があります。

 

  • 天気、ニュース、通勤交通情報などを音声で提供
  • 音楽再生 Amazon Music Spotify などのサードパーティアプリなど)
  • お気に入りスポーツチームの結果の報告
  • スケジュールの読み上げ
  • 部屋の電気の On/Off 、温度調整、ガレージなどの家の操作 (対応製品が必要)

 

他にも音声で Amazon 経由での買い物や、Uber 予約、ピザの注文などもできます。これらは Skills というアマゾンやそれ以外の会社が Alexa の拡張機能(スマホで言うところのアプリみたいなもの)を提供しており、日々進化しています。Amazon Echo があれば、あっという間に家の中を IoT 化できてしまいますね。

 

 

Amazon Echo Dot を買って、実際に使ってみた

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今私が日本で住んでいる家に、ちょうどスピーカーがほしいなと思っていたので、スピーカー機能だけでも便利で、ちょうど良いと思い、Amazon Echo シリーズで一番安い Amazon Echo Dot を買ってみました。値段は、オンラインで49.99ドルでした。スピーカーだけと考えてもかなりお手頃価格だと思います。それなのに思った以上に優秀で使えるモノであることにびっくりしました。

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パッケージはこんな感じです。

 

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同梱物。非常にシンプルです。

 

実際のスピーカーのサイズは直径が84 mm で厚さが 32 mm とかなり小型で設置場所には困りません。

 

スピーカーの設定は全てスマホの Alexa アプリから行います。電源を入れて Echo Dot がオンになった状態で、アプリを立ち上げ Echo Dot と家の Wifi の接続すれば使用可能となります。

 

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このようなシンプルな UI です。

 

天気や、交通情報など教えてほしい場所 (自宅など) をアプリ経由で事前に設定しておくことで Alexa が持ち主の属性情報を記憶します。

使い方は簡単で「Alexa」と呼びかけて、その後に命令(コマンド)を言うだけです。例えば「Alexa, weather」と言えば、現在の天気と気温、今晩の予報まで教えてくれますし、「Alexa, news」と言うと最新の MPR News を再生してくれます。

 

 

使ってみた感想

 

良い点

  • 音声認識率が非常に高い。ほぼ100%こちらのコマンドを理解してくれます。
  • 拡張性がある。前述の Skill というもので日々 Alexa ができる事が増えています。最近私は、Inspire Me という、Steve Jobs など偉人のスピーチを再生してくれるアプリを試してみました。
  • スマホに向かって話すより話しやすい。個人的にスマホに向かって話すのはちょっと違和感があるのですが、同じ空間かつパーソナルスペースの室内にあるスピーカーなので、独り言を呟くように自然に話しかける事ができます。

 

これからの改善を期待な点

  • 日本語や日本のサービスに未対応。現在では、英語とドイツ語にしか対応していません。そのため、東京の天気などの情報は答えてくれません。
  • 音質。Alexa の声では音質が気にならないのですが、スマホなどを BlueTooth 経由で接続して音楽を再生してみると、音がこもってしまいます。(50ドルのスピーカーと考えたら十分なレベルです。)
  • 事前設定が思ったより煩雑。これは、それなりの IT リテラシーがないと Alexa の様々な機能を十二分に使えないように思います。

 

 

日本ではまだ未発売のため、当然ながら日本で使うにはサービスが対応していません。日本語に対応していないだけではなく、日本に関する情報を全く持っていないので、Alexa が提供してくれる情報に関してはまだあまり面白味がありません。今のところ私が利用しているのは、好きなスポーツチームの結果、音楽再生、ニュースなどくらいです。気がむいた時に「Alexa, tell me a joke」と言って、ランダムにジョークを言ってもらうこともあります。

 

 

Amazon Echo の広がりと今後の可能性

アメリカでは去年のホリデーシーズンに Amazon Echo が売れて在庫がなくなるというニュースを聞きましたが、それ以外にも Amazon Echo はいろいろなところで活躍し始めています。

 

アマゾンの音声認識スピーカー「Amazon Echo」、ラスベガスの高級ホテルが全室に導入へ

パーソナルコンシェルジュとなってショーのチケット予約や、レストランの案内、部屋の調整など音声だけでやってもらえるのはちょっと楽しそうですね。

 

個人的にはスマホの音声サービスよりかなりポテンシャルを感じます。室内で過ごす時間は一日の中でとても多いですし、私は、スマホのように手に持って直接話しかけるより違和感がなくていいです。また、Alexa 自体は他の会社にも提供しているようで、車載メーカーなどが搭載を計画しているという噂もあります。

 

また中国では、独自に 中国版の Alexa をあの Baidu が開発し始めているようです。いろんな会社がこの領域で覇権を握ろうとしていますね。

Baidu's 'Little Fish' home robot could be China's Echo

 

アメリカではかなりの盛り上がりを見せている Alexa、早く日本にも上陸して欲しいです。

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