Lapdog Lab

愛犬を中心に遠距離生活(日米)を送るマイペース夫婦が、リモートワークやペットライフなどについてのんびり書きます。

American Apparel が全店舗閉店へ [気になるアメリカのニュース]

アメリカの大学生御用達ブランドの一つ ”American Apparel" が、今年に入ってからカナダの Gildan Activewear に買収されたことに伴い、全世界の110店舗を閉店するそうです。ここ数年で二度の倒産をして、ついにといった感じです。これにより3,400人の従業員が職を失うとのこと。

 

日本でも、原宿のキャットストリートに店舗が出来たころ”アメアパ” 流行っていた記憶があります。

 

American Apparel の服はベーシックで、たまにほしいなと思うものもあったのですが、質の割には値段がそこそこ高くて結局自分では買ったことがありませんでした…。友達との clothing swap (服の交換)でもらったことはあるのでいくつか持っています。

 

American Apparel の創業者はかなりぶっ飛んだ人で有名でしたが、カリスマ性のある経営者だったようです。洋服のロゴにもあった "Made in America" や ”sweatshop free” (フェアトレード)を企業の理念に掲げていて American Apparel 自体にはクールなイメージはありました。しかし、そのせいでやはり製造費が高くついてしまったようです。買ったことがない私が言う資格もないのですが、ちょっと残念です。

 

 

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よほどお気に入りの企業やブランドでない限り、企業の理念や生産国よりも、大体同じ質なら安い方を買ってしまいがちです。しかも、近年ファストファッションが流行しているので、ファストファッションを購入する層には割高に見える American Apparel はうまいポジショニングが見つけられなかったのでしょう。ユニクロも高級路線に一時期方向転換しようとしてたみたいですけど、安い(安いのに良い)イメージが一度ついてからの高級路線への変更は相当難しいですね。

 

前回の記事でもアメリカ(先進国)の製造業に関して触れましたけど、先進国の製造業は今年も厳しそうです。

 

アパレル業界は特に移り変わりが早い業界です。私の感覚では、10年くらい前までは、まだアバクロは北米でクールなブランドでしたが、現在ではそのようなイメージは薄れてきていてます。上司曰く、外国人(主に中国人)観光客とゲイしか着ていないよ、とまで言われてしまっているほど。ティーンエイジャーは着てますけどね。さらに、ファストファッションの攻勢により自身のカジュアルブランドの Hollister との住み分けが良くわからなくなってきているようです。一方で、一時低迷していた印象のある GAP は手堅いアメカジ ファッションとして盛り返してきているようです。

 

 

 

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