Lapdog Lab

愛犬を中心に遠距離生活(日米)を送るマイペース夫婦が、リモートワークやペットライフなどについてのんびり書きます。

アメリカ人ばかりのチームで帰国子女でもない私が生き残るために心がけている3つのこと

学生時代をアメリカで過ごした旦那と違い、私は日本で大学まで卒業しました。英語圏への留学経験もなく、1年以上の長い海外生活は、旦那の転勤のために4年前にアメリカに引っ越して来たのが初めてでした。

 

今はアメリカのグローバル企業で、日々英語に悪戦苦闘しながらもなんとか働いています。英語が得意でなくとも、ずば抜けた特技や強みがあれば、アメリカでなんの問題なく働けると思いますが、残念ながら私はすごくプログラミングができるわけでも、特定の分野にすごくたけているわけでもありません。また、MBA も持っていません。(ただ、MBAは取りたいと考えているので、MBA 受験記は別の記事で書きます。)そんな私が、アメリカ人に囲まれて仕事をする中で、日々気を付けている3つのことを共有したいと思います。

 

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メールを全部読む

自分宛てのメールを読むのは当たり前に思われるかもしれませんが、IT 企業では日々何百通ものメールが飛び交うのが一般的です。私は、自分が cc に含まれているメールもすべて読むように努めています。なぜそうしているかというと以下の3つの理由のためです。

 

 

 

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①チームや v- チーム の活動や動向を把握するため

スピードの速い IT 企業では、今日決めたことが明日には覆っているということが多々あります。また、自分が知らない間に新しいプロジェクトが立ち上がって、いつしかそれがメインストリームになっている状況も多々あります。そういった情報に敏感になるには、自分から情報を取りに行かなくてはなりません。チームメートが別のプロジェクトにかかわり始めたら、その動向をチェックしておくと、自分もそのプロジェクトに参加することになった時にスムーズに適応する事ができます。また、そもそも自分が日々やっている仕事の方向性がチームや部署の方向性とずれがないか確認することができます。

 

 

②急な依頼にも対応できるように準備しておくため

これも IT 業界あるあるだと思うのですが、急に上司や同僚メールが転送されてきて、いつの間にか自分が担当になっていることがたびたび起こります。その時、自分が今まで全くかかわっていない内容だと完全に状況を把握するまでに時間を要することがあります。アメリカ人はせっかちなので、初動が遅いと、非ネイティブスピーカーだから英語のハンデのせいで理解できていないように見えてしまうかもしれません。そうすると、それ以降そもそも英語が通じないからと仕事を振ってもらいにくくなってしまう可能性があります。急な対応でもタイムリーに対応できると、チーム内での自分の株も上がる上に、新しいプロジェクトをゲットできる可能性があるので、英語のハンデを自覚しているなら日々他のプロジェクトにもアンテナを張っていると初動の遅れを防げます。

 

③英語の勉強のため

ネイティブの同僚のメールを読んでいるとそれだけでかなり英語の勉強になります。特に自分も同じような内容に関してメールすることがあるので、同僚が使った表現をそのまま使って、どんどん自分のものにしていくことができます。

 

 

ドキュメント化する

アメリカでは、多種多様な人が一緒に仕事をしていることもあり、わかりやすくドキュメント化することがとても重要視されています。日本は「察する」文化のため、暗黙の了解や経験則で成り立っている部分が多くあり、ドキュメント化する文化があまり定着していないように感じます。

自分がやっている仕事のプロセスなどをドキュメント化し、まとめておくことで、いざという時にすぐに成果を示したり、自分がやっている仕事の有用性を示せます。日々レポートを作成し、それをレビューしてもらえるような環境ならよいと思うのですが、現実は上司も忙しくレビューをしてもらう時間というのはなかなか取れません。なので、自分で気が付いたときに成果やプロセスをまとめて置き、上司から聞かれたときに待ってましたと言わんばかりに出せるように心がけています。

 

 

Recognize する

アメリカで仕事をしていて一番好きなところは、「褒める」文化が定着しているところです。何か良い働きをしたり、役立つサポートをしてあげたりすると "You are awesome!" とメールが飛び交います。会社や部門が正式に行う award (賞)だけではなく、同僚間で日常的にそういったメールが飛び交っています。

 

そこで、私もなるべく同僚や仕事でかかわった人たちに対して、プロジェクトがうまくいって成果が上がった時など「あなたのここが素晴らしい!」とメールをするようにしています。また、アメリカは人材が流動的なので、しょっちゅう人が入れ替わるのですが、Farewell のメールにも必ず返信するようにしています。経験も劣る、ましてや外国人の私なんかから褒められても…とはじめは思ったのですが、褒められてうれしくない人はいないと思います。社会人一年目の後輩から賞賛のメールが来たとしてもうれしいと思います。情けは人のためならず、ではないですが、相手を recognize する (=認識して、褒める) ことによって、相手からも自分をよく認識してもらえるようになりますし、自分の日々の仕事に対する意識も変わってきます。

 

 

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